日本古来の縁起物を現代に馴染むインテリアにアップデートしたアイテムが中川政七商店から登場
中川政七商店から、古くから日本の文化や風習に結び付く縁起物をモチーフとした、現代のインテリアに馴染む置きもの「鳥こけし」「飾り凧」が発売されました。
山形県を拠点に活動するデザイナー・𠮷田勝信氏(𠮷勝制作所)と協業し開発されたアイテムで、こけしや和凧といった古くから人々の暮らしとともにある縁起物をもとに、現代住宅に馴染むインテリアとなっています。
東北のこけしをなぞらえた「鳥こけし」
伝統こけし工人(こうじん)や木地師がろくろで削り、一つひとつ筆で彩色し、素材にはイタヤカエデ、ミズキ、ケヤキといった伝統こけしに用いられる天然木を使用。モチーフにはツル、サギ、フクロウと日本で吉祥の象徴として親しまれてきた3種の鳥に見立てています。
頭が回る作りや天然木のぬくもりある木肌、昔ながらの色絵具での彩色など、伝統こけしの意匠と手仕事ならではのあたたかみを感じさせながら、程よく抽象化された造形は、日本らしくもどこか西洋のオブジェのような佇まい。
和凧をキャンバスに見立てた「飾り凧」
“運”を運ぶとされる目には見えない風を受けて勢いよく空に昇っていくことから、縁起の道具とされてきた凧。現代の住空間で風を感じる縁起物としてのありかたを掛け飾りとして表現し、𠮷田氏によって運を呼ぶ風を図案化。江戸末期創業の上質な美濃和紙を用いた和凧を作り続けている名古屋の老舗「凧茂(たこも)本店」にて、貼り込みの技にこだわり、一つひとつ手作業で組み上げています。
昔ながらの凧の風合いと、山風・海風をイメージした現代的な絵柄が空間を彩ります。絵画を飾るように、空間のアクセントとして楽しめるでしょう。
中川政七商店の「鳥こけし」「飾り凧」は、2025年1月1日(水)より中川政七商店 直営店およびオンラインショップにて発売中です。