霊峰・富士山の黒歴史!?実は富士山は日本で一番…ではなかった説!:2ページ目
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仕事を放りだしたデイダラボッチ
八ヶ岳の妹の神である蓼科山は、変わり果てた八ヶ岳を見てたいそう悲しみました。いつまでも泣き続けるので、その涙は川となり、平地に溜まって諏訪湖となります。
しかしそこに住んでいた人々は、家や村が水没してしまい困り果てていました。
その様子をデイラボッチという大男が見ていました。
雲に頭が届くほどの大男なので、諏訪湖を埋めて村人たちを助けてあげようとしました。
彼は八ヶ岳から、土をモッコという運搬器具に入れて天秤棒を担ぎ運んでいましたが、粟沢村という場所で天秤棒が折れてしまいました。
デイダラボッチが代わりの天秤棒を探しに出かけてモッコの土を置き去りにしている間、その土は地面に固まってしまい、小泉山と大泉山という山になったということです。
ちなみにデイラボッチはそのままどこかへ消えてしまったということです。
面倒くさくなったのかな?(笑)
どこまでも神々に翻弄された麓の人間たち、怒っていいぞ!
普段「たおやかな」などと形容される富士山ですが、こんな荒々しい黒歴史があったとは驚きですね。
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