まるで婦人のような優男! 織田信長が惚れ込んだ戦国時代の天才軍師「竹中重治」の逸話【後編】:2ページ目
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容姿や性格の特徴
江戸時代に成立した逸話集「常山紀談」や豊臣秀吉の伝記「太閤記」は、半兵衛の容姿を「体が弱く、色白で体躯は婦人のようであった」と表現している。
半兵衛が自身の容姿に劣等感を抱いていた確証はないが、斉藤家家臣の斉藤飛騨守から容姿を理由に侮られたエピソードが伝わっており、そのことが後の稲葉山城乗っ取り事件に繋がったとする見解もある。
中性的なイメージが先行し、おとなしい優男であったと理解されがちな半兵衛だが、上述のように武士らしい熱血漢的側面もあったのかもしれない。
墓所
兵庫県三木市「三木平井山観光ぶどう園」内には墓所が存在する。
半兵衛に関しては、生前の資料が乏しく史実と創作の境界線が曖昧な点が多い。しかし、江戸時代以降の日本では人気の武将の1人であり、現在でも定期的な法要イベントも行われている。
知略による軍功で「軍師」として名を馳せた竹中半兵衛重治。実際はどのような人物であったのだろうか。
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