豊明節会で舞を奉納する「五節の舞姫」として選抜されたまひろ(吉高由里子)。
ハレ舞台の観覧席には再び会えずにいた藤原道長(柄本佑)、その隣には母の仇である藤原道兼(玉置玲央)の姿がありました。
家門の権勢に驕り、母・ちやは(国仲涼子)を殺したミチカネ。6年前の記憶がまざまざと甦ったことでしょう。
まさか三郎(道長)が、ミチカネの弟だったなんて……次週も波乱が予想されます。
当の道長が居眠りをしていて、まひろが気づかなかったというのもミソですね。
さて、NHK大河ドラマ「光る君へ」今週も色々ありました。それでは気になるトピックを振り返っていきましょう!
一、花山天皇(本郷奏多)の奇行について
永観2年(984年)8月27日に即位した第65代・花山天皇。奇行で知られた第63代・冷泉天皇の皇子です。
即位式の玉座で性行為…即位後に性欲爆発した「花山天皇」が2年で退位させられるまでの生活【大河ドラマ 光る君へ】
劇中でも高御座(たかみくら。玉座)へ女官を連れ込んで事に及んだエピソードが言及されていましたね。
この他にも即位礼の当日に玉冠が重いからと脱ぎ捨てたり、内裏の清涼殿で馬を乗り回そうとしたりなど、血は争えないものでしょうか。
寝所で藤原忯子(井上咲楽)の手首を結わいていた描写も、その表れと言えそうです。そう言えば以前も母親と娘をそれぞれ妾にして云々とか……。
肝心の政務については「内劣りの外めでた」と評されていました。
民心をつかもうと色々励んでいたようですが、理想主義に走りすぎたのか、朝臣らの尻拭いは大変だったと見られます。
有力な外戚(後ろ盾)がいなかったため、2年ほどで出家・譲位することとなったのでした。