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北条?江間?小四郎義時が名乗った苗字の移り変わりを紹介【鎌倉殿の13人】

北条?江間?小四郎義時が名乗った苗字の移り変わりを紹介【鎌倉殿の13人】:2ページ目

まとめ・義時が再び「北条義時」となるまで

長寛元年(1163年):誕生……幼名(不詳)
時期不明:元服……北条義時
※元服が一般的な13~15歳なら安元元年(1175年)~治承元年(1177年)ごろ
治承4年(1180年)以降:所領を賜わる……江間義時
元久2年(1205年):時政の失脚によって北条家に戻り、家督と執権職を継承……北条義時
元仁元年(1224年):義時死去

以上、まとめてみると不確かなところはあるものの、義時は概ね人生の半々で「江間」と「北条」を名乗っていたものと考えられます。

幼名:1~12?歳(約12年間)
北条義時:13?~18?歳、42~62歳(約25年間)
江間義時:18?~42歳(約25年間)

大河ドラマでは「北条義時」だったり「江間義時」だったりしますが、どっちも同じ小四郎義時。

第27回放送時点ではまだ「江間義時」ですが、この後に梶原景時(演:中村獅童)・比企能員(演:佐藤二朗)・畠山重忠(演:中川大志)と粛清された後に牧氏事件が待ち構えています。

それを乗り越えると、小四郎が再び北条義時を名乗れるのです(本人がそれを希望しているかは知る由もありませんが)。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」後半戦、ますます凄惨に面白くなってくるので、心して見届けたいですね。

※参考文献:

  • 坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』NHK出版新書、2021年9月
  • 安田元久『北条義時』吉川弘文館、1986年4月
 

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