ボーカロイドが歌い、文楽人形が舞う!新しく不思議な融合「ハイパー文楽」
ボーカロイドが歌い文楽人形が舞うという新しさを感じる文楽が登場しています。作品は「ボーカロイド™ オペラ 葵上 with 文楽人形」
オペラ葵上は初音ミクを代表とするボーカロイド技術と日本の伝統的な芸能である文楽を融合させたオペラ舞台で、30分の短編映画として世界に発信されています。5人の人形遣いによって息を吹き込まれた文楽人形がボーカロイドの歌声に合わせて舞台上で躍動します。
オペラ 葵上のストーリーは源氏物語の「葵」の一節を現代劇に再編されたもの。世界最古の長編小説がボーカロイドの歌声によってどのようにアレンジされるのか、とても新しい試みなのです。
ちなみにオペラ葵上ではヤマハの「VY1V3」、AHSの「猫村いろは」「結月ゆかり」などをボーカロイドとして起用しているとのこと。
現代劇に再編された作品と言う事で登場人物も現代に合わせて再構成されています。例えば光源氏は「ヒカル」という名のスター作曲家。光源氏の正妻は「アオイ」という歌手に。ボーカロイド作品に合わせて登場人物の役柄も代わっているのですね。
文楽を始めとする日本の伝統芸能は普段の生活では中々出会うことのない、何かきっかけがないと触れることのないものであることは確かでしょう。でもこういった現代のカルチャーと組み合わせることで伝統文化の入り口を大きく広げることができますよね。
そして明日2014年9月20日(土)から26日(金)まで短編映画専門ミニシアター「トリウッド」にて上映(¥1,000/1人)が行われるそうです。当日券のみで予約は不要とのことですので、ボーカロイドと日本の伝統芸能 文楽の出会いを是非味わってみてはいかがでしょうか。