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【鎌倉殿の13人】頼朝愛が過ぎる上総広常(演:佐藤浩市)、嫉妬で年甲斐もなく大喧嘩の巻

【鎌倉殿の13人】頼朝愛が過ぎる上総広常(演:佐藤浩市)、嫉妬で年甲斐もなく大喧嘩の巻:3ページ目

終わりに

かくして事無きを得たのですが、ただ美々しき水干をめぐって争ったのではなく、それが「頼朝のお下がり」だったことが騒動の一因となったのでした。

大河ドラマではおそらく割愛されてしまうのでしょうが、今回の広常だけでなく御家人たちがいかに頼朝を愛していたか、それを感じられるエピソードを少しでも盛り込んで欲しいものです。

こんな感じで何かとトラブルを引き起こす問題児だった広常は、後の寿永2年(1184年)12月20日、梶原景時(演:中村獅童)によって暗殺されてしまいます。

どこまでも頼朝に惚れ込み、いつでも自分が一番じゃないと気が済まなかった(他の御家人が褒められるのさえ妬ましかった)広常。

でありながら素直ではないツンデレぶりと、それに辟易とする頼朝の関係がどう演じられるか、今後も「鎌倉殿の13人」に注目ですね。

※参考文献:

  • 細川重男『頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人と本拠地「鎌倉」』朝日新書、2021年11月
 

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