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「鎌倉殿の13人」1月23日放送の第3回「挙兵は慎重に」あらすじを予習

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「法皇様の密旨だ。佐殿にだ」

時政は半信半疑ながらこれを頼朝の家来である安達盛長(演:野添義弘)に預けたのでした。

さてこの年は日照り続きで民衆が苦しんでおり、そんな中で平氏政権を痛罵する文覚(演:市川猿之助)が現れます。

ドクロを抱える胡散臭い坊主を頼朝は追い払いましたが、周囲の者はこれを民の声として挙兵を促しました。

「座して死を待つおつもりですか!」

妻の北条政子(演:小池栄子)が叱咤してもまだ「必ず勝てるという証しがないかぎり、兵を挙げることはできん」などとためらう頼朝。

そこへ義時が「勝てます、この戦」と確信を伝えます。その根拠は各豪族たちが年貢に納める米の量。日ごろの地道な事務作業が、こういうところで活きてきました。

「絵に描いた餅じゃ。戦を起こす大義名分がなければ、人はついてこぬ」

「平家討伐を促す、法皇様の密旨でもあれば」

まだぐずる頼朝。いやいやアナタそんな都合のいいものあるわけ……あるじゃん!

盛長は時政から預かった密旨の書状を思い出し、これが挙兵の決め手となったのでした。

まとめ

という訳で、次回は以仁王・源頼政への加勢を見送り、頼朝が主導する平家討伐の好機を狙う場面が描かれます。

これまで兵を挙げるだのやっぱ止めただの散々フラフラしていた頼朝が、ついに肚を括って大勝負に出るのです。

天下に号令する平家政権をくつがえすか、あるいは敗れ滅び去るか……結果を知っている私たちとは比べ物にならないプレッシャーを抱えていたことでしょう。

新たに登場する重要人物は、以仁王の令旨(命令書)を頼朝に届ける源行家(演:杉本哲太)と例の怪僧・文覚、そして挙兵の第1ターゲットになる山木兼隆(演:木原勝利)。

次回で討ち取られるであろう兼隆はさておき、行家も文覚も非常にアクが強く、彼らも物語に刺激を添えてくれるはずです。

史実(ただ)でさえ面白いのに、それが三谷脚本アレンジされる「鎌倉殿の13人」。第3回も今から楽しみにしています!

 

※参考文献:

  • 『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 前編』NHK出版、2022年1月
  • 『NHK2022年大河ドラマ 鎌倉殿の13人 完全読本』産経新聞出版、2022年1月
 

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