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鎖国中の江戸時代、幕府がキリスト教国のオランダとも貿易を続けていた理由
鎖国中にもかかわらず幕府が、中国などの限られた国のほか、キリスト教国であるオランダとも貿易をしていたというのは、少し不思議ではありませんか?
そこでこの記事では、「鎖国」とは何なのか、どうして鎖国をはじめたのか、などについて紹介したいと思います。
鎖国とは
鎖国とは、幕府が江戸時代に邪教扱いしていたキリスト教の布教を防ぐために、他国との交流を禁止したことです。
海外からの船を受け入れなかったことはもちろん、日本人にも海外へ行くことを禁止し、貿易は幕府が監視して制限しました。
鎖国前の江戸
もともと江戸時代の日本は貿易が盛んな国で、当時の幕府は貿易に力を入れていたのです。
貿易を許可された船には「朱印状」が発行され、「朱印状」を携えた船は「朱印船」とよばれて幕府のお墨付きとして安全が保障されました。
この貿易に「朱印船貿易」という呼び名が付いたことからも、日本の貿易が盛んだったことがうかがえます。
幕府が恐怖した団結力
日本に流入した西洋の文化のひとつに、キリスト教がありました。当時の日本人にとって斬新だったキリストの教えは、「キリシタン」といわれる信者を多く生み出しています。
キリシタンが増えて市民の団結力が高まり、大名たちの勢力が衰えることを懸念した幕府は、鎖国化を進めました。
しかし、鎖国化に反発したキリシタンたちが各地で一揆を起こします。有名な、「島原・天草一揆」もそのうちのひとつです。
キリシタンの団結力の強さに恐怖心を抱いた幕府は、強引に鎖国化を推し進めました。
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