ユネスコ無形文化遺産に登録され、今では世界中で認知されるようになった「和食」。ずっと食べ継がれてきたイメージがありますが、調理法や素材など実は現代とはかなり違う面もあるようです。
では、昔の人は実際にどういうものを食べていたんだろう?そんな疑問を満足させてくれるようなお弁当を発見しました。
皇居外苑の楠公レストハウスで予約制で提供している「江戸エコ行楽重」は江戸時代に発展し、現在に受け継がれている味のルーツと現代の素材とを融合させた「江戸の味」を、旬の食材を使用し調味料に至るまで昔の製法にこだわり再現したものです。
献立は季節により春夏の献立(3月〜8月)と秋冬の献立(9月〜2月)の二期に分かれています。
例えば、現在予約できる秋冬の献立の内容は、
【初の重】芝海老のてんぷら、元祖てんぷら、魚のすずめ焼き、とりまんじゅう、五色田楽、かすてらたまご、貝割菜
【二の重】煮物、蒟蒻の煎り出し、おぼろ大根、こおり豆腐、当座漬け、蒸し羊羹
【三の重】季節のご飯、椀:味噌汁
1つ1つの献立の名前も当時のものを使用しているとのこと、なんだかわくわくしてきませんか?
他にも旬のお野菜をそえた「江戸煎り酒うどん」などのメニューもあり、また現代と江戸との調理法比較などさまざまな江戸の料理について学べてしまう「江戸エコツアー」なども実施されています。
ここに来れば江戸の食文化をいろいろ学べそうですね!
時代小説を読んでいると「美味しそうだなあ」と食べ物のシーンで手が止まってしまうというあなた。
今度は自分も食べる側に回って堪能してみませんか?