そんなこと言われても…明治時代は列車の中でオナラをすると高額な罰金刑になっていた!:2ページ目
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「放尿」と「おなら」の罰金は公務員の初任給以上!!
また当時は列車が大変珍しかったこともあり「鉄道というものに乗ってみたい」というもの珍しさゆえの客も多く、現代の通勤ラッシュの満員電車以上の混雑となることもざらでした。
そんな中で誰かが「おなら」などしようものなら、ニオイが車内に充満してとんでもない迷惑行為となったことは、容易に想像ができます。
こういった事情から
「窓から放尿で罰金10円、放屁したら5円」
という日本初の「列車内ルール」は誕生したのでした。
当時は小学校の先生や警察官などの公務員の初任給が月に8~9円、ベテランの職人など技術者で月20円程度の時代でしたから、この罰金は相当高額なもの。
それでも列車内にトイレが設置され始めるまでは、「迷惑行為」を完全に取り締まることは難しかったようです。
【参考】
・おならは高額の罰金?幕末・明治の鉄道事情
・オナラで5円、小便で10円の罰金電車
・『ザ・歴史トリビア』著:西沢教夫/廣済堂
・日本の鉄道開業/Wikipedia
・明治時代の「1円」の価値ってどれぐらい?
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