なんと幕内5人による決定戦も!大相撲千秋楽の優勝決定戦「巴戦」のルールとは?:2ページ目
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幕内で優勝決定巴戦となるのは珍しい?
さて、優勝決定戦が巴戦や大人数での決定戦となる例の多くは十両以下で、幕内では決して多くありません。
なぜなら幕内は十両までと違って強い上位力士と対戦することが多く、千秋楽まで横綱や大関と相星で優勝決定戦まで進むことが簡単ではないからです。
また幕下以下は1場所に7日しか相撲を取らないため、必然的に相星となることが多くなります。
最近の幕内では、1996(平成8)年11月場所の若乃花・曙・貴ノ浪・武蔵丸・魁皇の5名が本割終了後に11勝4敗で並び、5人による優勝決定巴戦の結果、武蔵丸(当時大関)が優勝した例がありました。
しかしこれ以降、本場所での優勝決定巴戦は行われていません(2020(令和2)年10月現在)。
参考
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