伝説の花魁・高尾太夫の悲劇…想い人のため死を覚悟するも身請け後に惨殺されてしまう:2ページ目
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藩主に見初められて断れず命を散らす高尾
2代目高尾は、仙台藩の藩主に見初められました。このことから仙台高尾と呼ばれるように。高尾を見初めたのは、仙台藩3代藩主・伊達 綱宗(だて つなむね)。
彼が高尾を身請けした代金は、高尾の体重と同じ重さの小判だったというから、綱宗の高尾への執心がうかがえます。しかし、高尾には島田重三郎という想い人がいました。
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藩主からの身請けを断れない状況の中、高尾は死を覚悟するのです。身請けされて隅田川を下っていく途中、高尾は身を投げようとします。
その行動に激高した綱宗によって、船から吊るされて惨殺されてしまったというエピソードがあるのです。実際のところ、このエピソードが実際の出来事だったかは定かではありません。
別の説では、綱宗と添い遂げた、三浦屋で生涯を閉じたという話もあります。しかし、高尾の悲恋は人々の涙を誘い、歌舞伎で演じられたことで江戸時代を通して語り継がれていくようになりました。
参考書籍
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