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かつて使われていた場所や部材が記された、廃材で作られた鉛筆「いつか、どこかで 」

かつて使われていた場所や部材が記された、廃材で作られた鉛筆「いつか、どこかで 」

コクヨ株式会社による、働く・学ぶ・暮らすシーンで新しい価値を生み出すプロダクトデザインを集めて商品化を目指すコンペティション「コクヨデザインアワード2020」

『♡』というテーマで2019年7月19日~10月18日の期間で応募された作品(1,377点[国内771点、海外606点])の中から、このほど受賞作品が発表されました。受賞作品の中でグランプリとなった「いつか、どこかで 」という作品がとっても素敵だったので紹介します。

「オバケ(友田菜月、三浦麻衣)」による作品で、この世から消えてしまうはずだった、廃材によって作らた鉛筆。鉛筆の側面には住所と部材名が書かれていますが、これは鉛筆の材料になっている廃材が、かつて使われていた建物や家具の場所が記されているんです。

凹凸のある質感や硬さ、ほのかな香り、キズ、日焼けの跡、塗料の色、木目…
手にした途端、1本1本ちがった豊かな表情に出会えるはずです。この木だけが知る記憶が、鉛筆に移植され残り続けていく。今じゃないいつか、ここじゃないどこかを、心に描いてみてください。(作者コメント)

KOKUYO DESIGN AWARDより

「コクヨデザインアワード」の受賞作品には商品化されたものも数多くありますので、近いうちに「いつか、どこかで 」が私達の手元に届く日が来るかもしれませんね。

なお、優秀賞には以下の3作品が決定しています。

 

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