応援に白熱しすぎて相撲観戦を出禁になるも、家臣たちに実況させてまで相撲を楽しんだ江戸時代の大名:2ページ目
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相撲見たさに高朗が思いついたのは…
それでも相撲観戦が見たかった高朗はあることをします。それは家臣を相撲観戦に向かわせ、リアルタイムで実況させることでした。現代でいうところのラジオ実況に近いですね。
高朗は十数人の家臣たちを「御相撲方」に任命すると、馬を使ってリレー形式のように実況させます。
高朗は決まり手と勝敗だけの報告では満足しなかったので、力士の土俵入りから立ち合いと何から何まで家臣たちに実況をさせました。
高朗は御相撲方という十数人のアナウンサーのおかげで、藩邸にいながら目の前で取組を見ている実感を味わうことができたのでした。
まとめ
思わぬことで失敗してしまい、相撲が見られなくなってしまった高朗。目の前で相撲が見られなくなって落ち込むかと思いきや、実況中継のような形で相撲を楽しめる発想を思いつきます。
高朗からは相撲に対する情熱を感じられたと共に、失敗をくよくよしないで自分ができることをやってみると思わぬことが思いつくと励まされた感じがしますね。
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