5分で学ぼう「忠臣蔵」全11段をあらすじで分かりやすく解説【その3】:2ページ目
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七段目
五、六段目と早野勘平の話が続きましたが、ようやく大星由良助が主軸の本筋に戻ります。
舞台は京都祇園一力茶屋。大星由良助は仇討ちをカモフラージュするために毎日茶屋で遊び狂っていました。この日も散々遊んで人払いした後、由良助は懐から仇討ちに関する密書を取り出して読み始めます。
その密書を、遊女となったお軽が2階から覗き見。覗き見が由良助にばれたところにお軽の兄・平右衛門が現れます。兄の口から夫の勘平と父の死を知らされ絶望し、自害しようとするお軽。
兄妹の悲しみを目の当たりにして、大星由良助は仇討ちを決行する旨を打ち明け、平右衛門をその仲間に加え、お軽には生きて夫と父を弔いなさいと諭したのでした。
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