誕生のきっかけは?昔から人気の駄菓子「麦チョコ」は、なぜ日本の定番お菓子になったのか?
日本の定番お菓子「麦チョコ」
皆さん、「麦チョコ」は好きですか?
かつては駄菓子屋で売られ、最近ではコンビニやスーパーに必ずと言っていいほど置いてある麦チョコは、手頃なお値段と軽くサクサクした食感で人気です。
もはや「日本の定番お菓子の1つ」と言っても、過言ではないでしょう。
でも麦チョコって、いつどんなきっかけで日本のお菓子業界に登場したのか、ご存知でしたか?
実は、意外なことだったのですよ。
誕生のきっかけは「安くて溶けにくいチョコを作りたい!」
元々、チョコレートといえば「高価なお菓子の代名詞」でした。そのため、甘い物好きな子供がついつい食べすぎないように「チョコレートを食べすぎると鼻血が出る」と言われることもあったくらいです。
また、おいしいチョコレートの一番の欠点は、気温の高い夏に溶けやすいこと。チョコレート大好きな筆者にも、夏場にチョコレートを食べようと開封したらドロドロに溶けていてがっかり・・・という体験が何度かあります。
「高価」「溶けやすい」この2つの問題点を同時に解決して、子供たちがもっと気軽に食べられるチョコレート菓子ができないものか・・・?
そう考え、大麦を加熱して圧力を上げ、そこから一気にふたを開けることで麦をふわっと膨らませて作る「ポン菓子」にチョコレートをコーティングしたお菓子を考案したのが、現在はブルボン社の傘下となっているレーマン製菓と、兵庫県尼崎市の高岡食品工業でした。
高岡食品工業からは後に、イチゴ味のチョコレートをコーティングした麦チョコ「いちごむぎ」も発売されています。
2ページ目 麦チョコはいくらで買える?実は今でもリーズナブル!
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