「日本フェス」でなく「ジャパン祭り」。ロンドンの日本祭「Japan Matsuri」
10月5日、イギリスのロンドンで「ジャパン祭り」が開催されたそうです。
「ジャパン祭り」って、翻訳のセンス、何かおかしくないか。どうせ原語なら「Japan Festival」とかだろ。「日本フェス」とか、あるいはそのまんまの「日本祭」とか、他に言いようがあるんじゃないか。何でよりによって「ジャパン」と「祭り」なんだよ。みたいなこと、思われた方はいらっしゃるでしょうか。正直、私は思いました。「ジャパン」が、何かどっか別の国みたいに感じるぞ、と。
でも、「ジャパン祭り」は日本側の翻訳の妙なセンスが発揮された名前では、ありません。本家本元の祭りの名前こそが「ジャパン祭り」。原語なら「Japan Matsuri」。公式サイトにも、はっきりとこう書かれてます。
こちらの「ジャパン祭り」、日本文化や物産が紹介されるイベントで、4年前から毎年開かれてるそうです。開始当初35000人だった人出は、ロンドンの観光スポットであるトラファルガー広場で開催された昨年には約85000人にまで増加。同じトラファルガー広場で開催された今年も、同様の規模の人出があったと見込まれてるんだとか。
鏡開きから始まった「Matsuri」では、日本食の屋台が並び、歌や踊りなどが披露されたそうです。ステージのセットリストには、和太鼓・日本舞踊・民謡・沖縄の三線などが散見できます。あと、屋台の欄には「KOINOBORI」「Juzu」「Okan」「Mugen」など独特のインパクトを誇る名前が混ざってますが、一体どんな味のものを出してたんでしょう。
他にも、優勝者はANAから日本への往復航空券がもらえるという「Nodojiman」、そして在英福島県人会による福島県産の米や野菜の販売も行われたとか。微妙に微妙さを感じさせてくれる名前の「ジャパン祭り」ですが、日本の姿は正しく伝えてくれてるみたいです。
Japan Matsuri – London Japan Festival