将軍家のプライベートサロン!江戸時代の大奥の構造はどのようになっていたの?:2ページ目
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御殿向(ごてんむき)
御殿向は将軍の家族が暮らす場所です。家族というのはつまり、本丸ならば御台所、西丸ならば大御台所もしくは将軍世子夫人、その子供たちの事です。
寝所もあり、将軍が夜に御台所に会う時には、そこで会うことができました。詰所には御台所や将軍の身の回りの世話をする大奥女中が常時500人ほども詰めていました。
歴代将軍の位牌がある御仏間には毎朝将軍が訪れて、御台所と一緒に手を合わせました。
長局向(ながつぼねむき)
奥女中たちが寝起きしていたのが長局向です。2階建ての造りになっており、長い1棟の建物を女子寮のように細かく部屋に仕切っている長屋のようなかたちでした。
一之側から四之側まであり、奥女中の格の高い順に並んでいました。ほとんどが数人で1部屋のシェアルームでしたが、上臈御年寄や御年寄などのトップの奥女中が暮らした一之側は1人1部屋与えられ、広さもかなり広かったようです。
二之側、三之側がその他の御目見以上の女中、四之側がお目見え以下の女中たちと分かれていました。
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