そういえば最近見ないよね?「チャンバラがある時代劇」が減った理由
時代劇といえば「チャンバラ」!でも最近見かけなくなった?
「暴れん坊将軍」「大岡越前」「水戸黄門」などの時代劇には、ドラマの終わる15分前くらいから始まるクライマックスのシーンで、殿様などのヒーローが悪人たちをバッサバッサと成敗する大立ち回り、いわゆる「チャンバラ」がつきものでした。
時代劇といえば勧善懲悪。このシーンを見て「スカッとした」という方は多かったでしょう。でも最近、そんな大立ち回りのある時代劇を、再放送以外ではあまり見なくなった気がしませんか?
実はその背景には、深刻な事情があったのです。
「チャンバラ」と時代劇の衰退の理由
立ち回りのあるなしにかかわらず、時代劇が衰退している原因の1つに制作費の問題があります。時代劇は、カツラ・衣装・セット・馬や駕籠(かご)など、とにかく現代劇と比べて制作費がかかります。
更に時代劇では「主演俳優が、スポンサーとなっている会社の携帯電話などを劇中で持つ」などの演出はできないこともあり、携帯電話会社などの花形企業のスポンサーが付きづらくなる傾向があります。
そのためCM効果の高いゴールデンタイムには放送できなくなり、視聴率が低下することでスポンサーが離れ、予算的に更に厳しくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
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