ダックワーズの出身地は日本!?
洋菓子として知られているダックワーズ。外はパリッと中はしっとりした食感が大人気のお菓子です。
実はこのダックワーズは日本生まれの洋菓子だということ、知っていましたか?
ダックワーズと聞いて今私たちが想像するのは、実は元々のダックワーズではないそうです。
ダックワーズという生地自体は元々フランスにあり、ホールケーキの下地などに使われるものだったそうです。
これを日本の“もなか”のようにできないものか?と考えたのが日本人パティシエの三嶋隆夫さん。
そうして生まれたのがダックワーズなのです!
現在では本家本元のフランスでも作られているそうですよ。
他にもあるある!日本生まれの洋菓子
他に日本生まれの洋菓子といえば、代表的なものがスイートポテトです。
スイートポテトと聞くと、私たちは裏ごししたさつまいもにバターや洋酒を混ぜて焼いたもの、を想像します。でも実は英語では、スイートポテト=さつまいも、なんだそうです。
スイートポテトもれっきとした日本生まれなのです。
洋菓子のスイートポテトが生まれたのは明治頃のことです。文明開化の影響で様々なものが日本に入ってくると、さつまいもで何か洋菓子を作れないだろうか?と考える人が出てきて、試行錯誤の末にできあがったということです。
真偽はナゾですが、モンブランも日本生まれの洋菓子という説があります。
登山好きの日本人パティシエが山のモンブランを見た時に感銘を受けて、その山から名前を取って作ったケーキという説です。
それから、ショートケーキやミルクレープなんかも日本生まれだそうですよ。
この辺は日本人の得意な「合わせ技」がきいている洋菓子といえるでしょうか?同時期に入ってきている素材を組み合わせている感じがしますね。
洋菓子と聞くと、自然とヨーロッパの国々をを思い浮かべてしまいます。
しかし、現在ではフランス人のショコラティエ(=チョコレート職人)が日本の百貨店の菓子売り場に勉強のために訪れるほど、日本の洋菓子はバラエティーに富んで充実しているそうですよ。