不浄負け、マゲ掴み、ゴミ捨て?大相撲のビックリな反則負けを紹介
ルール違反は反則負け
これまでJapaaanでは様々な大相撲についての豆知識をご紹介してきました。今回は大相撲の数ある決まり手の中でも、内容を聞いたらビックリ!な上、悲しくなってしまうような「反則負け」についてご紹介いたします。
反則負けとは禁じ手を使ったりなどの反則、つまりルール違反を行った力士が負けと判定されることです。禁じ手には「握り拳で殴る」「目やみぞおちなどの急所を突く」「胸や腹を蹴る」など8種類が定められていますが、これ以外でも反則と判断される行為があった場合には、行った方の力士は反則負けとなります。
反則負けについて簡単に説明しましたが、これらの他にも「えっ、そんな負け方があるの!?」と驚いてしまうようなものもいくつかあるのです。
起きたら放送事故!?「不浄負け」
「不浄負け」とは、まわしが外れて局部が見えてしまうことです。
実際には滅多に起こらないことですが、近年では2000年の5月場所の三段目での朝ノ霧と千代白鵬の取り組みで、朝ノ霧のまわしの前袋の部分が外れて負けとなった例があります。
基本的にはまわしが外れた力士本人が負けとなりますが、例えば勝ち目がないからと相手のまわしをわざと外そうとする行動に出たような場合は、外そうとした力士の方が負けとなります。
そもそもこれが起こってしまうと、相撲の勝敗以前に「放送事故」となってしまいますよね!そこで取組中にまわしが緩んだ場合は、行司さんが「まわし待った」をかけて力士を土俵上で組んだまま止まらせ、しっかりと締め直してから取り組みを再開する決まりとなっています。
2ページ目 判定厳しい「マゲ掴み」、土俵上のゴミを捨てたら負け?
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