銘仙の可能性を追求!一世風靡した絹織物・銘仙を洋服に落とし込み復活を試みる「STYLE MEISEN」開催
松屋銀座7階のデザインのための展示スペース「デザインギャラリー1953」で、企画展「STYLE MEISEN」が開催されます。
この展覧会でフォーカスされるのは、平織の絹織物「銘仙」。銘仙は大正から昭和にかけて、おしゃれな普段着着物として日本全国に普及しました。さまざまな絵柄をプリントした経糸に一色の緯糸を織り込んでいく銘仙は、独特なかすれ具合やお手頃価格も魅力で一大ブームとなった絹織物。
しかし、一世を風靡した銘仙も、着物人口の需要減少にともない銘仙市場そのものも縮小。日本国内各地の産地で細々と技術が継承されてきました。今回の展覧会ではファッションブランドの「matohu」が、「銘仙」を洋服に落とし込み、銘仙の復活を試みるコレクションが紹介されます。
「matohu」は、「纏う」と「待とう」の2つの意味を持つブランド名。日本の美意識をテーマに服づくりをおこなっているファッションブランドです。
今回の企画展で紹介されるのは「matohu」が、現代の私たちにも受けいれられる銘仙の可能性を追求したコレクション。和装から洋装へと発展した銘仙の魅力を堪能できる企画展です。モダンな柄も多い銘仙は、洋服のテキスタイルとしても優秀であることを気付かされます。
入場無料なので、お近くにお出かけの折に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
第731回デザインギャラリー1953企画展「STYLE MEISEN」
- 会期:2017年1月25日(水)〜2月21日(火)午前10時〜午後8時・最終日午後8時30分閉場
- 会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
- 入場料:無料