素朴さたっぷりキュート!版画家 前川千帆の懐かしく優しい作品たちがステキ
前川千帆(まえかわせんぱん)という版画家・漫画家の作品がとってもキュートで素敵なんです。前川千帆は新聞雑誌の挿絵や連続漫画で活躍した京都生まれの版画家。1960年に72才で亡くなられました。
漫画家としても活躍をし、昭和初期の「あわてものの熊さん」という漫画が有名なんだそうです。版画独特の輪郭のつけ方から素朴感があり、人物の表情もとってもキュートなものばかり。
日本では版画というとやはり浮世絵がその代表ではありますが、前川千帆のような素朴な作品もとても味わい深いものがあります。今回は前川千帆の素敵な作品の数々をご紹介します。
木版摺絵本「閑中閑本」
北欧デザインにも通じるポップさ。かわいいですね。
出典:【新入荷】前川千帆「閑中閑本」 川上澄生「平戸竹枝」 書窓 オールドノリタケ : Blog | 浮世絵・版画・美術書の専門店 山田書店美術部
舞妓
舞妓さんの着物の細かい柄まで繊細に表現。ほんのり桜色のほっぺがなんともかわいらしい。
出典:Maiko, from the series Women's Customs in Japan (Nihon jozoku sen) | Museum of Fine Arts, Boston