あの「奇跡の一本松」から生まれた万年筆、モンブランから113本の限定販売
「奇跡の一本松」が高級万年筆に。
東日本大震災で津波の甚大な被害を受けながらも、7万本の松原の中で1本だけ残った「奇跡の一本松」。海水に浸かったことで根が腐り、2013年に枯死しました。
奇跡の一本松がある陸前高田市では、一本松の伐採後に幹に芯棒を通したりしてモニュメントとして保存・展示しています。修復作業で使わなかった枝を利用して「後世に語り継がれるものをつくってほしい」と陸前高田市が高級万年筆メーカーのモンブランに依頼。モンブランはドイツに枝を運んで製品化しました。
材料に限りがあるため「3.11」にちなんで113本が製造されました。一本松の木材は胴体とキャップに使用。キャップリングには「Rikuzentakata 11/03/2011」の刻印が入り、戸羽太市長の直筆サイン入り証明書がつきます。値段は1本41万1000円(税抜)。売上の20%は陸前高田市や市内のNPO法人に寄付されるとのこと。限定生産された113本のうちの1本は陸前高田市に贈呈され、展示が予定されているそうです。
東日本大震災から4年となる3月11日に発売されます。お求めは国内のモンブランショップかオンラインショップでどうぞ。
モンブラン公式オンラインショップ 時計、筆記具、レザー及びジュエリー
via.「奇跡の一本松」使った万年筆 モンブランが限定発売へ:朝日新聞デジタル