富士山は時間や見る場所、季節によって様々な美しい姿を私たちに見せてくれます。
中でも特に美しく、見られる条件が限られているものは「プレミアム富士」とも呼ばれていて、まさに自然の織り出す芸術。その中のいくつかをまとめてみました。
逆さ富士
水面に富士山が上下反転した形で映り込む状態。富士五湖、田貫湖、芦ノ湖などで逆さ富士を見ることができます。
ダイヤモンド富士
富士山の山頂部と太陽が重なった状態。月が重なるのはパール富士と呼ばれています。夜明けと日暮れでもまた表情が違います。
画像出典:Flickr
ダブルダイヤモンド富士
ダイヤモンド富士と、逆さ富士の条件が合わさった状態。富士山自体に見られるものと、水面に映るダイヤモンド富士と2つあるため、この名で呼ばれています。
画像出典:GANREF
ダブルパール富士
逆さ富士とパール富士の条件が合わさった状態。 冷え冷えとしたたたずまいが幻想的です。
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赤富士
主に晩夏から初秋にかけて、早朝に富士山が朝日に染まって起こる現象で、青い富士山が朱色に染まることが語源とされています。
画像出典:Flickr
紅富士
紅富士は「べにふじ」とも赤富士とおなじく「あかふじ」と読まれることもありますが、違いがしっかりとあるのです。
冬季限定で富士山が冠雪した状態で朝日に照らされ赤く染まった富士山を『紅富士』冠雪していない富士山の山肌を朝日が照らし赤く染まった富士山を『赤富士』という。
出典:富士五湖ぐるっとつながるガイド
二重富士
富士山の影が空に映り、二重に見える様子。とても珍しく、見られた場合にはニュースにもなってしまうほど。
画像出典:二重富士
路上富士
地上から見える富士山。お天気の良い日にきれいに見えるとなんだかよいことがありそうな気になりますね。
出典:路上富士