5月5日の端午の節句(子供の日)には子供の成長と幸福を願って、鎧兜や武者人形を飾ったご家庭も多いかと思います。
そんな中、近ごろ気になったのが兜の鍬形(くわがた)。
兜の前立(まえたて)に差し込む形状になっているため、逆向きに差し込まれているパターンを多く見かけるようになり、何だか虫の触角みたいになってしまっています。
もちろん鍬形の差し方に厳密な決まりがある訳でもなく、「これも個性だ」と言えば言えなくもないため、見かけてもごく親しい方以外に口出しするのも野暮と言うもの。
ただ、元のあり方を知っていて損をすることもないため、今回紹介しておきたいと思います。