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アメリカ人モースが見た明治期の日本庶民のくらし「明治のこころ」開催

アメリカ人モースが見た明治期の日本庶民のくらし「明治のこころ」開催

エドワード・シルヴェスター・モースは、アメリカの動物学者。その頃開通したばかりの、横浜から新橋へ向かう蒸気機関車の車窓から大森貝塚を見つけたエピソードで知っている方もいるかと思います。

大森貝塚=モースなイメージの彼ですが、実は日本に始めてダーウィンの進化論を初めて紹介した人でもあるのです。日本の庶民の暮らしや心根に魅せられたモースは、3回の来日で通算4年間滞在しました。

滞在期間中は日本中をくまなく旅し、多彩な品々を「記録」としてアメリカに持ち帰った多数のコレクションはピーボディー・エセックス博物館とボストン美術館に収蔵されています。 貴重なモース・コレクションから選び抜かれた320点の生活道具や陶器をはじめ、貴重な写真、モース自身の日記、スケッチなどが江戸東京博物館で今回初めて同時に展示されます。

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明治のこころ ーモースが見た庶民のくらしー

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明治政府が樹立、文明開化華やかりし頃、東京の下町ではいまだ江戸のくらしがつづいていました。 私たちの曽祖父・曽祖母たちの日常。現代の日本では失われ、忘れられたくらし。モース・コレクションのさまざまな「もの」たちは当時のくらしを伝えてくれます。

ガラス原板写真に写る人々は、文明開化の豪奢さとはうらはらで質素だけれど、みんな素朴であったかい笑顔。モースも著書「Day By Day」のなかで「ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。」と記しています。(『日本その日その日』二巻(石川欣一訳)より抜粋。)

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明治のこころ ーモースが見た庶民のくらしー
会 場:江戸東京博物館
会 期:2013年9月14日 (土) – 2013年12月8日(日)
休館日:休館日:月曜日(ただし、9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館。10月15日(火)、11月5日(火)は振替休館)
時 間:午前9時30分~午後5時30分 (9月28日(土)までは、土曜日は午後9時まで。10月5日(土)からは、土曜日は7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般1,300円、大学生1,040円、小中高校生・65歳以上650円 ※常設展観覧料は含まれません。

 

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