長崎まで斬られにゆきます…NHK「西郷どん」で描かれなかった西郷の幼なじみ・大山綱良の最期:2ページ目
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潔い最期
西南戦争で西郷軍が敗れた後、時を待たずして大山の斬首が決まります。斬首の地が長崎に定められ、大山の身柄は東京から艦隊に乗って長崎に移される事に。その時の逸話が後の世に残っています。その話によると、大山が今から艦隊に乗ろうと移動している時に知り合いにばったり遭遇。
「御上京なさるのですか」
と聞かれ、大山は飄々とした態度で爽やかに微笑して
「ハイ、長崎まで斬られにゆきます」・・・
と答えたのだそう。西郷のために捨て身で資金援助をし、その嫌疑が元薩摩藩主・島津久光にかからないよう、1人で全ての罪は自分のした事であると言い貫き、長崎で斬首。
大山綱良、享年51歳。
西郷の死の裏でひっそりと散っていった、あまりにも潔い最期でした。
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