2年ぶりに世界文化遺産の二条城で開催中の「大政奉還150周年記念「アートアクアリウム城」〜京都・金魚の舞〜」。二条城の佇まいの中に、幻想的な空間が現れます。
「アートアクアリウム城」では、通常は入ることのできない時間帯に、“二の丸御殿中庭”、“台所前庭”、“台所”という一般非公開エリアに、光・音楽・映像などの最新の演出技術が駆使された、絢爛豪華な和のアートの世界が厳かに登場しました。
話題となっている展示の中から、見どころの作品をご紹介します。
ビョウブリウム
大政奉還150年で湧く、京都にふさわしい新作のビョウブリウム 大政奉還屏風絵図の3作は大政奉還前のにぎやかな江戸、大政奉還の頃、大政奉還後と3つの時代をそれぞれあらわしていて見応えがあります。こちらの写真は、江戸末期〜明治初期に焦点を当てた作品。
キリコリウム
江戸切子を用いたキリコリウム。西日本初登場です。水槽の下部は、アクリルで江戸切子を模して制作されており、日本が誇る新旧の工芸技術のコラボレーションが生み出した美しさをお楽しみ下さい。
カレイドリウム3D
金魚が泳ぐ正六角柱の水槽の側面には三角形のレンズが埋め込まれていて、覗き込むと幾何学模様があらわれる仕掛けになっています。まさに、金魚が泳ぐ万華鏡。
ボンボリウム
アクアリウムをぼんぼりに見立てたシリーズ。丸っこく、ぼんやり浮かび上がる光と金魚の織りなす光の光景を堪能できます。
超・花魁
2016年にアートアクアリウム誕生10年の集大成として誕生した超大作。3,000匹の金魚が舞い泳ぐ姿は圧巻です。
会場では美しいアクアリウム展示の他にも、華麗な舞が披露されるステージイベントやお茶席、日本酒BARなどのお楽しみが盛りだくさん。大政奉還150周年記念「アートアクアリウム城〜京都・金魚の舞〜」は、京都・二条城で2017年12月11日(月)まで開催中です。イベントの終了まで間もないので、お見逃しなく!