2017年12月15日(金)に公開される人気映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の成功を祈願して、京都・宇治の平等院でスター・ウォーズ狂言と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風がお披露目されました。
スター・ウォーズの人気キャラクターのR2-D2とC-3POの誕生には、黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』に登場する太平と又七が大きな影響を与えました。百姓コンビの太平と又七は狂言の登場人物がモデルになっています。実は、R2-D2とC-3POのコンビと狂言の間には、黒澤明監督を介して深い縁があるんです。
今回のイベントでは、大蔵流狂言師・茂山千三郎氏が、太郎冠者と次郎冠者が登場する狂言「文荷」(ふみにない)をアレンジした、スター・ウォーズ狂言を初披露。太郎冠者を茂山千三郎氏、次郎冠者を茂山童司氏、カイロ・レンを鈴木実氏が演じ、それぞれのキャラクターの雰囲気があるお面を付け、ボイスチェンジャーを使用して、日本の伝統芸能でスター・ウォーズの世界観を表現しました。
今回お披露目された狂言は、声は機械的に変えたもののセリフは古典のまま、お面は新たに作ったものではなく、代々伝えられてきたものなのだそう。狂言の汎用性の高さに恐れ入ります。
ルーカスフィルムから公認され「スター・ウォーズ」のキャラクターを描き屏風を制作した地元 宇治出身の武人画アーティスト・こうじょう雅之氏。以前、Japaaanでも人気キャラクターを描いた水墨武人画をご紹介しました。
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映画最新作の公開を前に発表されたのは、幅160cmを超える二曲一双の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風。今にも飛び出してきそうな迫力満点のカイロ・レンと躍動感のあるR2-D2、C-3POが力強く美しく描かれています。中央には日本情緒たっぷりの松の木が枝葉を広げ、両隻の屏風をつないでいます。
スター・ウォーズ狂言と武人画屏風が公開された映画の成功祈願イベントには、ライアン・ジョンソン監督、カイロ・レン、ストーム・トルーパーが出席。監督は日本の伝統文化とスター・ウォーズの世界観の融合にいたく感動されたそうです。お披露目の瞬間には、報道陣からも感嘆の声が上がったそうですよ。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』武人画屏風は、平等院隣の宇治市観光センターにて9月13日(水)から10月1日(日)まで期間限定で公開されます。
Source:「スター・ウォーズ」ライアン・ジョンソン監督、京都で感涙 世界遺産 京都宇治・平等院で成功祈願|ニュース|スター・ウォーズ/最後のジェダイ | スター・ウォーズ公式