以前、Japaaanでご紹介した源氏物語の世界をイメージした万年筆に、第二弾「花散里」が登場しました。
キングダムノートとセーラー万年筆の別注万年筆・源氏物語シリーズは、物語の中で光源氏から7人の女性に贈られた、正月の衣装をモチーフにした万年筆とインク。それぞれの個性にふさわしい衣装が、7パターンの万年筆とインクで表現されます。
これはトキメいちゃう!「源氏物語」の世界をイメージした万年筆が登場。第一弾は玉鬘
これはトキメキ抑えられないコンセプト!平安時代中期に成立した日本の長編物語「源氏物語」の世界をイメージした万年筆&ボトルインク「源氏物語シリーズ」がキングダムノート×セーラーで登場です。…
第一弾の「玉鬘」に次いで登場したのは「花散里」。光源氏の妻の中では、紫の上に次ぐ立場の花散里は、温かで優しく家庭的で母性に溢れた女性です。
光源氏が花散里にお正月の衣装として贈った着物は、「浅縹の海賦の織物、織りざまなまめきたれどにほひやかならぬに、いと濃き掻練」。「浅縹(あさはなだ)」は明るくやわらかな青、「掻練(かいねり)」は紅色のことで、「海賦」は波に鳥などを組み合わせた模様をいいます。
夏の御方とも呼ばれた花散里の万年筆は、さわやかで可愛らしい印象。柔らかく夏らしい水色が軸に、天冠と首軸、尻軸には濃紅色が配され、ペン先には千鳥と波の伝統文様があしらわれています。
同時に発売されるインクは二種。万年筆のモチーフと同じ「浅縹の織物」は淡くやさしい水色、花散里の落ち着きと安定感を表すような「橘」は、常緑の木を思わせる緑色のインクです。
源氏物語シリーズは、光源氏に愛された七人の女性をイメージした万年筆。第三弾は8月に登場予定です。これからのラインナップも楽しみですね。