生チョコレートが日本発祥だったってご存知でしたか?
鎌倉の小町通りに昨年オープンしたチョコレート専門店『ca ca o』は、この世界初の生チョコレートを開発した職人の技と、カカオディレクターでもある代表のこだわりが詰まったチョコレートを販売しています。
『ca ca o』では生チョコタルトなども人気ですが、『小町通りの石畳』という生チョコレートのシリーズも人気があります。このシリーズにはアロマミルクやアロマビター、アロマホワイトといった定番の生チョコレートに加え、抹茶やゆずといった和テイストの生チョコレートも揃っています。
そこに新たに加わったのが、3種の生チョコレートと日本のお酒がコラボしたもの。ミルク生チョコレートと日本酒、ビター生チョコレートと焼酎、ホワイト生チョコレートと梅酒の組み合わせで、『小町通りの石畳スペシャルエディション』と名付けられました。
このシリーズ、生チョコレートも最高級のものを使用していますが、コラボするお酒も日本各地の名水が生んだ、最高級の日本酒・焼酎・梅酒がセレクトされています。
日本酒は、山田錦の米の甘味と爽やかな発泡が人気の『獺祭(だっさい)スパークリング』。
焼酎は鹿児島の創業170年以上の老舗・西酒造の、樽熟成の芋焼酎『天使の誘惑』。
梅酒は創業300年の青木酒造の、新潟産の『越の梅』に純米吟醸『鶴齢』をあわせた『鶴齢の梅酒』。
試食させてもらいましたが、それぞれのテイストの生チョコレートと日本酒・焼酎・梅酒が見事に相まって、今まで口にしたことのない美味しさ。生チョコレートのとろけ具合も絶妙でした。
実は日本人は欧米人に比べると唾液量が少ないそうです。一説には三分の一の量ともいわれ、そんな日本人には乾いたチョコレートより生チョコレートの方が口に合うのだとか。『ca ca o』では、日本人の唾液量に合わせた生チョコレートの開発のため、チョコレートが固まる限界値まで水分量を増やし、口溶けまろやかなアロマ生チョコレートを生み出しました。
『小町通りの石畳スペシャルエディション』では、さらにチョコレートとお酒の温度を調整。それぞれが乳化するピッタリの温度を探り出し、生チョコレートと日本のお酒のコラボに成功しました。
日本文化を世界に発信。『Local to World』という夢の実現に向けて。
『ca ca o』を運営する株式会社ジャーニーカンパニーの代表・石原紳伍さんは、実はカカオディレクターでもあります。「飲食を軸に日々の暮らしを豊かにするプロダクトを作りたい」との想いで世界各地を旅する中、まるでフルーツのような香りのフレッシュなカカオに出会いました。
チョコレートに魅せられた石原さんは次に世界各地のカカオ園を巡り、カカオ農業国・コロンビアのカカオに辿り着きました。そこでチョコレートと共に生きるコロンビアの人々のライフスタイルに魅せられ、「カカオで日本のライフスタイルを豊かにしたい」「生産者の想いを生活者に届けたい」との想いを抱きました。そして企業理念の『Local to World』の実現に向け、最高の品質と技術にこだわったチョコレートを開発。2015年にチョコレート専門店『ca ca o』をオープンしました。
今回開発した日本酒とコラボレーションしたアロマ生チョコレート『小町通りの石畳スペシャルエディション』は、フランスのパリで開かれた『サロン・デュ・シュコラ・パリ2016』(2016年10/28~11/1)にも出品され大好評だったそうです。
『小町通りの石畳スペシャルエディション』は、2017年1月5日発売。『鎌倉ca ca o』『ca ca o新宿NEWoMaN』『ca ca oルミネ新宿』など、全国24ヶ所で販売されます。ちょっと気が早いけど来年のバレンタインデーにいかがでしょうか。
石原さんは、「これからも『Local to World』の実現に向け、食べ物を通じて鎌倉、そして日本文化を世界に発信して行きたい」との抱負を語っていらっしゃいました。
鎌倉ca ca o
住所:神奈川県鎌倉市小町2-9-7
電話:0467-61-3307
営業時間:10:00-18:00