造形美にうっとり!空に浮かぶ雲をイメージした美濃焼のカップ&ソーサー「Cloud」
何ですかこの美しい造形は。
今回紹介するのは、美濃焼きとシンガポールのデザイナーとのコラボレーションによって制作されたエスプレッソカップ&ソーサー。その造形美にうっとりしてしまいます。
こちらが、そのエスプレッソカップ&ソーサー「Cloud」。
アジアの空に浮かぶ雲をイメージしてデザインされたというこちらのカップ。シンガポール人デザイナーのケイシー・チェン氏が美濃焼の産地を訪問した際に、そこで行われていた伝統技法「里泉焼」の質感に惹かれたそう。
里泉焼とは、銅板を印刷原板とした和紙を用いて線画を磁器に転写する技術。白磁の上に刷毛で貼りつけた和紙を素早くはがすと、文様が浮かび上がり、特別な手触りが生まれる、ひとつひとつ職人の手で行われている伝統技法です。
この製品はろくろを使わない、「鋳込み」という石膏で作った型を用いた成形方法で作られています。この鋳込みによって薄さと強度を兼ね備えた器を実現しているそう。
カップはマットな質感の仕上がりになっており、持ち手の部分が雲をイメージしたデザインになっているのも、エレガントなだけではなく可愛らしさを感じさせてくれて面白いですね。そこに合わせるソーサーのデザインも美しい。ソーサーの青はシンガポールを象徴する、プラナカンな明るいパステルカラー。
エスプレッソカップ&ソーサー「Cloud」は12月15日(木)から発売。カップ&ソーサーとエスプレッソマシーン用の特別ホルダーがセットで5,000円(税込)。