幕末〜明治初期の古写真の中には現代でも通用するようなイケメンがちょいちょい発見され、ネットでもそれらの人物の古写真はとっても人気があります。渋沢平九郎や織田信福はその代表とも言えますね。
そして今回紹介するのはネットでもまだ大きく取り上げられたことのない人物「上田甚五右衛門」です。
イエッス!イケメン!
眉のきりりとした端正な顔立ちですよね。日本刀を左に抱え右手にはリボルバー。そして胸元には懐中時計でしょうか。この古写真は明治初期に撮影されたものです。
上田甚五右衛門(うえだじんごえもん)は徳島藩の志士で、徳島藩士の洋式銃砲隊「銃士隊」の中心人物でした。戊辰戦争では銃士隊を率いて奥羽征討戦にも参加した人物です。徳島藩と稲田家による稲田騒動で稲田討伐にも関わりました。
明治3年には八丈島へ流罪となりますが3年で赦免となり、その後徳島へ帰ることになります。
幕末の志士たちの古写真はどれも志に生きていることが伝わる凛々しい姿をしていますが、上田の古写真もまた志に満ち満ちた表情をしています。
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