大名家の姫が夫を捨て親に勘当され、それでも起業し大成功!江戸時代を生き抜いた“とら姫”の破天荒な人生:2ページ目
両親から勘当される
当時の感覚では、妻の方から夫を離縁することは許されませんでした。しかも大名家の結婚は政略ありきでしたから、勝手に離縁されたら両家とも困ってしまいます。
両親も何とか思い直すよう、必死に説得したことでしょう。
しかし“とら姫”は頑として秀友との復縁を認めません。よほど遠山家が合わなかったようです。
あまりに頑固な“とら姫”の態度に、とうとう両親も匙を投げてしまいました。
「ならば勝手にせぇ。本日限りでそなたは勘当じゃ!」
かくして“とら姫”は皆川家を去ることになります。
京都で起業し、大繁盛
しかしいくら勘当したとは言え、大名家の姫君が野垂れ死になどしたら、離縁以上の不名誉です。恐らく皆川家から経済的支援があったものと考えられるでしょう。
とら姫は江戸から京都に移り住み、化粧品の販売事業を手がけたそうです。
元から化粧や美容に興味関心が高かったのでしょうか。好きこそ物の上手なれとはよく言ったもので、とら姫の化粧品事業はたいそう繁盛したと言います。
転んでもタダでは起きない強かさを発揮して、起業家として成功を収めた“とら姫”ですが、その後どうなったのかはよく分かっていません。
誰かと再婚したのか、あるいは独身をまっとうしたのか、今後の究明がまたれます。
