【大河ドラマ べらぼう】蔦重のライバル!?風間俊介が演じる地本問屋・鶴屋喜右衛門とは何者なのか?

令和7年(2025年)NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺~」皆さんも楽しみにしていますか?

本作では江戸のメディア王となった蔦重こと蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)の生涯が、いきいきと描かれることでしょう。

今回は蔦重と同時代に活躍した地本問屋(じほんといや/とんや)の一人である鶴屋喜右衛門(つるや きゑもん)を紹介したいと思います。

鶴屋喜右衛門プロフィール

鶴屋喜右衛門は生没年不詳、実の苗字を小林と言いました。

鶴屋喜右衛門とは屋号(商売上の名前)で、略して鶴喜(つるき)と呼ばれたり、仙鶴堂(せんかくどう。遷鶴堂)と号したりしています。

鶴屋喜右衛門は三代にわたって襲名され、大河ドラマに登場するのは蔦屋重三郎と同年代に活躍した初代がメインでしょう。

初代の鶴屋喜右衛門は元々京都の書物問屋であったところ、万治年間(1658~1661年)になって江戸へ出店しました。京都の本家は寛永年間(1624~1644年)から幕末まで存続しています。

江戸に出てきた鶴屋喜右衛門は明治時代まで存続し、多くの絵双紙(えぞうし)や錦絵を版行しました。

鶴屋喜右衛門が版行した作品たち

※蔦屋重三郎が亡くなる寛政9年(1797年)まで

3ページ目 その後、鶴屋喜右衛門は二代目・三代目と襲名

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