「おかあさんの木」は昭和52年より小学校5年生用の教科書にも掲載されている物語。ストーリーをご存じの方もいらっしゃるでしょうか。
原作は大川悦生著「おかあさんの木」(ポプラ社刊行)。貧しい中7人の子どもたちを育てるも、次々に息子たちを兵隊に取られ、その度に桐の木を植えて息子たちの無事の帰りを待つ母の物語。戦争の悲惨さ、虚しさの中での「母と子の情愛」を描いています。
40年前に発表された作品ですが、これまでに何度も国語の教科書に採用されてきました。この「おかあさんの木」が発表戦後70周年を迎える2015年に映画化されることとなりました。
監督は「解夏」「がんばっていきまっしょい」の磯村一路監督。優しい母親 田村ミツを演じるのは鈴木京香。割烹着にモンペ姿で7児の母親を熱演しています。共演には、ミツの次男、次郎に三浦貴大、ミツの夫の同僚に田辺誠一、その娘に志田未来らが名を連ねて脇をしっかりと固めています。「おかあさんの木」の撮影は3月上旬まで、茨城県・静岡県・長野県を中心に行われています。
すべての子を戦争に奪われ、離れた子どもを想うおかあさん、おかあさんへの子どもたちの想いがあふれた号泣必至の「泣き」のエンターテインメント。6月6日(土)より全国ロードショーです。映画館にお越しの際はハンカチを多めにご用意ください。
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