妖怪となった狸・狐・狼・猫などには、説話や伝承が数多く伝えられてきました。中でもとりわけて物語が豊富な”猫”に着目し、化け猫・妖猫などの怪猫の魅力を紹介する『怪猫絵巻 浮世絵から映画まで猫づくし』が発売されました。
化け猫には血生臭い話も多くありますが、どんなに凄惨な話でもけっして恐いだけではありません。それは我々が猫を異界に通じる気高い動物として古くから崇めてきたためとも言えます。
『怪猫絵巻 浮世絵から映画まで猫づくし』は、そんな怪猫(かいびょう)ビジュアルを通して、猫というミステリアスな動物をより身近に感じられる怪猫づくしの本となります。
内容は猫好きの読者には見逃せない怪猫曼陀羅(かいびょうまんだら)的な展開となっています。かわいい系の猫のビジュアル本は多くありますが、怪猫に特化した本はあまり類書を見ません。
人気の高い江戸時代の浮世絵をメインに、明治の玩具絵・草双紙・化け猫映画・化け猫漫画などとの幅広いジャンルからさまざまなビジュアルが集められています。
怪猫たちが躍動する祭りのような世界を楽しんでみてはいかが?
『怪猫絵巻 浮世絵から映画まで猫づくし』は全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中です。価格は2,200円(税込)です。