【どうする家康】戦国版”走れメロス”鳥居強右衛門とは何者か?忠義を貫いた最期がコチラ

第21回放送「長篠を救え!」で初登場する鳥居強右衛門(とりい すねゑもん)。岡崎体育が熱演するこの人物は、いったい何者なのでしょうか。

今回は『三河物語』より鳥居強右衛門の活躍を紹介。NHK大河ドラマ「どうする家康」の予習にどうぞ。

武田の包囲を脱出、家康の伝言を伝えに戻るが……

……鳥居寿祢右衛門と申者出して。信長ハ御出馬か。見て参れとて出ス。……

時は天正3年(1575年)5月。武田勝頼(演:眞栄田郷敦)の大軍に包囲された長篠城。城主の奥平信昌(演:白洲迅)は強右衛門に対して、織田信長(演:岡田准一)の援軍が来ているか見てくるよう派遣しました。

……城寄ハ。や寿や寿と出而。此由を家康へ申上たれバ。信長へ指被越たれバ。信長御悦被成而。御出馬之由仰■か召されけれバ。寿祢右衛門。おうけを申而罷立而。武田之せうやうけんの。責口へゆき。竹たばをのぞきて。早かけいらんと見合ける處丹。見出されて召とら寿。……

長篠城の包囲をくぐり抜けた強右衛門は徳川家康(演:松本潤)の元へ駆けつけます。

「織田殿へ指し越されたれば、織田殿はお悦びになられて御出馬のよし」

援軍は間もなくやって来る。これを聞いた強右衛門は急ぎ長篠城へかけ戻りました。

しかし包囲の比較的手薄な武田逍遥軒(しょうようけん。武田信廉)の陣を通過せんとしたところ、敵に発見・捕縛されてしまったのです。

2ページ目 「城兵に降伏を勧めれば、助けてやろう」

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