日本では古くから折り紙であったり贈答品を包むときに使う風呂敷であったり、「折る」という行為が生活に密接に関わっている国と言っていいと思います。そして折り方自体が「折形(おりがた)」という作法として伝わっています。
その日本伝統の「折り」の技術を革製品のデザインに取り入れたブランド「所作」を紹介します。その折りを応用したデザインはまさにアートの域。
所作の革製品は結婚式の祝儀袋を包むときに使う袱紗(小さな風呂敷)がモチーフになっていて、礼儀作法である「折形」もデザインに取り入れています。
そして所作の製品の驚くべき所は「縫う」ということがされていないのです。すべて折りとネジ1本で留めただけの仕立てなんです。この仕立てによって折りの美しさを最大限に引き出しているのかもしれません。
その仕立ての美しさは動画を見ることでより一層伝わってきます。
動画を見てもまさか皮が縫われていないとは思えませんよね。ホームページでは製品の展開図なども公開されています。巧みに皮が裁断されていますよね。
日本で古くから伝わる折る、包むという文化には利用する人に優しさや柔らかさを与えることもできると思います。それは着物などの「羽織る」という行為にも言えるでしょう。
オンラインショップではショート・ウォレットやカード・ケースなど多数商品が購入可能となっています。それぞれの商品には動画も添えられていますので、ぜひチェックしてみてください。