なぜ売れた?任天堂が昭和58年に発売「ファミリーコンピュータ」が”伝説のゲーム機”となった理由:3ページ目
「ファミコン」はもはや伝説のゲーム機
ファミコンの発売前に社会現象となった『スペースインベーダー』やその他アーケードゲームは、基本的に1人でプレイするものでした。
そのため、ゲームを複数人で遊ぶということ自体が珍しい時代だったのです。そういえば、今でも複数人で遊べるソフトや通信対戦ができるソフトは、ヒットが多い傾向にありますね。
また、複数人で同時に遊べるソフトも多くありました。マリオシリーズの処女作『マリオブラザーズ』、お互いの風船を割りあう『バルーンファイト』、雪山を登っていくアクションゲーム『アイスクライマー』などなど、ゲーム好きならこれらのタイトルは1度は聞いたことがあるでしょう。
もちろん1人プレイのソフトにも、たくさんの名作がありました。『スーパーマリオブラザーズ』、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』、『ゼルダの伝説』、『MOTHER』、『悪魔城ドラキュラ』、『ロックマン』、『メトロイド』……。
この中で、聞いたことがあるタイトルが1つもないという人はむしろ少数派でしょう。
ファミコンが発売されたことで、日本のゲーム業界は一気に活気づきました。今ではスポーツとして扱われるソフトもあるなど、多様な広がりを見せています。
これらの原点であるファミコンは、これからも伝説的存在としてこれからも語り継がれることでしょう。