前回「気を着け、礼」の「号令」について記事を書きましたが、
気を着け、前へならえ! 学校で行われる号令による「集団行動」のルーツは幕末期にあった
運動会・体育大会で次のような号令をかけられたことはありませんか?「休め、気をつけ。前へならえ、なおれ。右向け、右!」まるで軍隊みたいだな…と思ったことはありませんか? 調べてみ…
その関連で体育といえば体操、体操といえば「ラジオ体操」。そのラジオ体操の起源はアメリカだったのを知っていましたか?
ラジオ体操は、アメリカのメトロポリタン生命保険会社が、保険加入者の健康増進 ・死 亡率低下を目的として、 1925年(日本では対象14年)3月から放送を始めました。
それを、視察のために訪米していた、逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命)の猪熊貞治が知り、日本にも導入しようと働きかけたのがきっかけです。
猪熊は1927年8月、簡易保険局の会議において昭和天皇即位を祝う「御大典記念事業」としてラジオ体操を提案します。