プライドの高さゆえ晩年は孤独死…世界三大美女のひとり「小野小町」の生涯は波乱万丈だった
世界三大美女の1人として有名な小野小町(おののこまち)。
そんな小野小町ですが、生涯が謎に包まれており、小町伝説や悲惨な晩年など多くの話題が尽きない人物です。
そこで今回は、小野小町の生涯について簡単に紹介したいと思います。
小野小町に関してはこちらの記事も合わせてどうぞ
小野小町も死んだらドクロ。彼女の遺体が腐乱していく姿を描いた衝撃的な「九相図」の意味とは?
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」※小倉百人一首 九番 小野小町(出典:『古今集』春・113)【意訳】絶世の美女だなんだとチヤホヤされて調子に乗ってい…
ガードの固い才女『小野小町』の食生活は科学者並み!?その美貌の秘密とは
稀に見る「ガードの固い才女」だった小野小町日本では、小野小町(おののこまち)と言えば、クレオパトラ、楊貴妃と並ぶ「世界三大美女」の一人とされています。[caption id="attach…
小野小町とは
小野小町は古代エジプトの女王・クレオパトラ、中国唐代の皇妃・楊貴妃とともに世界三大美女として知られています。しかし、小町の生涯は謎に包まれており、出生日や本名なども不明です。
小野氏の出身だったということと、宮中の局町に住んでいたことから「小野小町」と呼ばれるようになったと言います。
絶世の美女とうたわれた謎多き女流歌人・小野小町は関東出身だった!?出生伝説にせまる
小野小町の墓がある茨城県・山ノ荘(やまのしょう)小野小町といえば、平安時代の六歌仙の一人で、絶世の美女とうたわれた謎多き女性ですよね。こちらの記事も合わせてどうぞ[insert_pos…
歌人として才能を開花させた小町
小町には和歌の才能があり百人一首に選ばれるだけでなく、紀貫之が称賛した六人の歌人「六歌仙」や、藤原公任が選んだ平安時代の代表的な36人の歌人「三十六歌仙」の1人にも数えられており、才色兼備の歌人だったことがわかります。
藤原定家や紫式部も小町の歌う和歌に注目していたそうで、世間からは「和歌の神様」としても称えられていたようです。
ページ: 1 2