黒豚・地酒・はちみつ・ゆず… お中元に「ご当地石けん」はいかが?
ご当地ラーメンやご当地焼きそばなど、地域の特産品を生かしたB級グルメがたくさん生まれていますが、その一方でご当地コスメも空前の賑わいを見せています。特に種類が豊富で、色や香りを楽しめるのが「ご当地石けん」。化粧水やクリームと違って、気軽にお土産として利用できるので、密かに広まって、思わぬ人気商品になるものもあるのだそうです。
石けんに使用される特産品として最もメジャーなのが「日本酒」。代表的なのは神戸灘の酒造メーカー「白鶴」や「菊正宗」が、米ぬかや麹を使った石けんを発売中。最近人気の地酒、山口の「獺祭(だっさい)」も「手作り酒粕石けん」を出しています。もともと日本酒は、日本人の肌にも適していることから、化粧品にも使われることが多いので、日本酒石けんは美肌に効果がありそう。ちなみに沖縄からは「泡盛り石けん」が発売されていて、コスメと相性のいい地酒はこれからも幅広いアイテムが作られると思われます。
日本酒だけでなく地域の特産品が次々と石けんの中に閉じ込められています。鹿児島の黒豚のラードを練りこんだという「よかおごじょ」石けん、長崎からは特産の「黒なまこ石けん」など、高級食材までもが登場。食べ物以外では、東京の畳屋さんから生まれた「い草石けん」、藍染めが特産の徳島の「藍石けん」などなど。もしかしたらアレもあるかな~と調べてみると、やはり金沢には金箔を練りこんだという「金澤石鹸 たま姫」がありました。
これらの石けんは、ドラッグストアなどで売られている石けんと比べるともちろん値段は高め。だいたい1個500円~3000円くらいですね。(ちなみに金沢の金箔入り石けんは1個2500円)でもちょっとした贈り物などにはいいかもしれません。地域イチオシの「ご当地美容成分」が含まれた石けんや化粧品、美容ブームに伴ってコスメによる地域おこしはこれからますます加熱していきそうです。