「土用の丑の日」は実はキャッチコピー

Japaaan編集部

「土用の丑の日」、2012年は7月27日だそうですよ。これはまたうなぎが食べたくなってきますね~。
でもなんで「土用の丑の日」にうなぎを食べるのか知っていますか?
これには諸説ありますが、実はこれキャッチコピーなんだそうですよ。

平賀源内は名コピーライター

平賀源内といえば、変わり者の蘭学者として有名です。しかも天才肌で医学に精通しているかと思えば発明品も作ったり、人形浄瑠璃の作品を残したりもしています。
そんな平賀源内が夏場の業績不振に悩む鰻屋さんに頼まれて作ったのが「土用の丑の日」という文句の始まりだと言われているんです。

当時は土用に「う」のつく食べ物(梅干・うどん・うり、など)を食べて夏バテ防止をしたという習慣もあり、そこに「うなぎ」も加えたのかもしれません。
うなぎは滋養強壮に効果的というのは、万葉集の歌にも詠まれているので、相当昔から知られていたようですし。そのこともうまく利用したのかもしれませんね。

天才・平賀源内は日本のコピーライターの始まりと言っても良いのではないでしょうか。

東西で違ううなぎの焼き方

実は関東と関西ではうなぎの焼き方が違うって知ってましたか?

関東のうなぎは背開きで作られます。背開きにした方が肉厚になるので、蒸す工程の入る関東風には作業がしやすいそうです。
また、武士の多い関東では切腹を連想させない背開きにした、というふうにも言われています。

一方、関西のうなぎは腹開きです。これは商人の多い関西では、腹を割って話せるようにという意味あいもあるとか。
そして一番の特徴は頭があること!食感はパリッと香ばしいんだそうです。

ふっくら柔らかい関東風と、パリッと香ばしい関西風と、どちらがお好みですか?今年の「土用の丑の日」もおいしいうなぎが食べたいですね。
・・・・・・こうやって季節を感じられるのは平賀源内のおかげかも!?

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