弘前城でプロジェクションマッピング!弘前城雪燈籠まつり

独虚坊

津軽・弘前の、弘前城。言うまでなく、桜の名所として有名です。旧藩士によって明治に植えられた、物凄い数のソメイヨシノ。4月下旬と開花が遅めな分、見納め桜を求めて日本全国から大勢の見物客がやってきます。

もちろん地元の方にとっても、春の到来をドラマチックに感じさせてくれる大事な桜でしょう。雪深い地域ですから、その感慨はより強いものかも知れません。

では弘前城、冬の間は雪の下でじっと春を待ち望んでるのかといえば、そんなことはありません。冬も、そして雪も、「まつり」にして、楽しんでます。「みちのく五大雪まつりのひとつ」とも言われる「弘前城雪燈籠まつり」が、そうです。


長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと、1977年にスタートしたこの「弘前城雪燈籠まつり」、今年で実に38回目。雪化粧した天守閣と老松がライトアップされ、周辺にはミニカマクラが設置されるなど、実に幻想的なビジュアルが展開されるんですが、一番目を引くのはメイン会場・四の丸で行われるプロジェクションマッピングでしょうか。

最近、大阪城を度肝を抜く形で「変異」させた、プロジェクションマッピング。雪燈籠まつりでは、真っ白な大雪像に映像が投影されるということで、より強烈な効果が期待されるのではないでしょうか。

他にも、弘前公園北の郭を幻想的に演出する「弘前雪明り」、ねぷたの鏡絵や見送り絵などを再利用したという「津軽錦絵大回廊」、「雪かき」を観光資源にしようと頑張る「津軽ひろさき雪かき検定」など、企画は盛りだくさん。

桜はまだでも、心は熱い弘前の雪燈籠まつり。雪が縁遠い地域の方も、春が来る前にがっつり雪を楽しんでみるのも、いいんじゃないでしょうか。

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