和食、和紙に続くか?秋田のナマハゲなど全国から8つの「来訪神」がユネスコ無形文化遺産の候補に
2月17日、文化庁が秋田県のナマハゲをはじめとする来訪神を、ユネスコ無形文化遺産の候補に提案するを発表しました。
国指定重要無形民俗文化財に指定されている8つの地域の来訪神行事が「来訪神:仮面・仮装の神々」と題して提案される予定になっています。
来訪神とは年に一度季節の変わり目に人間世界に訪れ人々に幸福をもたらすとされている神々で、日本各地に来訪神信仰は見られます。中でも有名なのが秋田県のナマハゲですよね。
今回提案される8つの地域と行事はこちら。
- 甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
- 男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
- 能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
- 宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
- 遊佐の小正月行事(アマハゲ)(山形県遊佐町)
- 米川の水かぶり(宮城県登米市)
- 見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
- 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
近年、ユネスコ無形文化遺産には和食と和紙が続けて登録されたのが記憶に新しいですが、来訪神の提案はどのような結果になるのか気になるところ。
「来訪神:仮面・仮装の神々」は3月末にユネスコに提案書が提出される予定で、2017年の秋頃にユネスコ政府間委員会において審議が行われる予定となっています。
文化庁のホームページで今回の提案の概要が掲載されていますのでチェックしてみてください。
ユネスコ無形文化遺産代表一覧表への2017年サイクルの提案について(「来訪神:仮面・仮装の神々」)|文化庁