手洗いをしっかりしよう!Japaaan

ギャンブル大国 日本!?大人はもちろん子供まで、江戸時代は空前絶後の賭け事ブームだった?

ギャンブル大国 日本!?大人はもちろん子供まで、江戸時代は空前絶後の賭け事ブームだった?

江戸時代の日本では賭博が大流行し、世界からは「賭博大国」とよばれるほどでした。
当時、社会現象を巻き起こした賭博とはどのようなものだったのでしょうか。

こちらの記事もあわせてどうぞ

江戸時代は富札や賭博もあれば町金融もあった。高利貸「烏金」に借りたらさぁ大変!

一攫千金を願う人は江戸時代にも多かったようです。享保末期に幕府が富札の販売を公認したら、あっという間に大人気に。有名だったのは、谷中感応寺・湯島天神・目黒不動の3ヶ所で、江戸の三富と呼ばれていました。…

賭博大国

江戸時代の日本では、賭博の主催者や賭場を貸した者に対して死罪や流刑などの厳しい処罰が課せられることが一般的でした。

一方、客のほうは捕まっても家財没収や罰金刑、背中を100回ほどムチで叩かれる程度の軽い罪で放免されています。そのため、ギャンブル依存症に陥る人があとを絶たず、賭博用の金銭目的で窃盗や強盗をはたらくものまで現れ、社会問題になりました。

穴一

穴一とは、地面に小銭や貨幣が入る程度の穴を掘り、離れた位置から参加者が交互に銭を投げ入れて競う、江戸時代後期頃に流行した賭博のことです。場所や日を選ばず、誰でも簡単にできる手軽さから全国で流行。

基本的には、罪が軽かった「少額の掛け金」で行われ、老若男女に親しまれる庶民的な賭博でした。

さらに、お正月になると、子供が一文銭を使って穴一を楽しむのが恒例化していたといいます。まさに、空前絶後の「賭け事ブーム」だったのでしょう。

2ページ目 「宝引(ほうびき)」「どっこいどっこい」とは?

 

RELATED 関連する記事