日本を感じる「WABISABI」のアート作品がカッコ素晴らしい!
「WABISABI」という工藤 ワビ 良平さんと中西 サビ 一志さんによるデザインコンビが活動しているのですが、JapaaanのFacebookページでは何度か紹介させてもらった事があります。
WABISABIの作品はグラフィックデザインからオブジェや映像作品まで多岐にわたります。日本の伝統的なアートの世界を継承していますが、どれもとても新しい世界観をもった実にカッコ素晴らしい作品ばかりなのです。
Kao for Carsten Nicolai, Wabisabi, 2011. 297 x 210 mm, ED.1
Uchu, Wabisabi, 2011. 810 x 545 mm, Silk Screen
Cali-Bonsai, 2005. 1,030 x 728 mm, Silk Screen
墨汁感いっぱいの柔らかい曲線がたまらないですね。
Flesh and Blood, Wabisabi, 2006. 1,030 x 1,456 mm, Silk Screen
1999年、工藤“ワビ”良平と中西“サビ”一志によって結成されたデザインコンビ。アドバタイジングから、グラフィック デザイン、オブジェ、映像、インテリアまで多方面での制作活動を行っている。ワビの主催する「デザ院株式会社」所属。JAGDA会員、札幌アートディレクターズクラブ会員。Clark Gallery + SHIFT | ARTISTS | WABISABI
WABISABIはジャンルをまたいで様々な作品を展開していますが、カードゲームまで作ってしまったらしく、そのカードゲームの名前は「CROW & TRASH」。それぞれ6枚のカードを持ち、相手のカードを2枚のカードで挟むことで自分のカードに変えていき、どちらのカードが多く残るかを競いあう…といった本格的なゲーム要素をもっています。
このカードゲームは実際に購入する事ができますので気になる方は是非。SHIFT | CROW & TRASH
WABISABIは自分たちが感動できるものを創る!という思いでデザインを行っているそうで、日本人として生まれた時から持っている日本人ならではの感覚を信じ、その感覚を活かしたデザインで世界に…という想いがあるそうです。
作品から日本を感じられるのはやはりそういった感覚を大事にしているからなのでしょうね。その感覚に独自の世界観で作品を覆ったところが、WABISABIにググッと魅せられる理由なのでしょう。
日本的な感覚が強いとどこか野暮ったく感じてしまう事があるのですが、WABISABIの作品は日本的な感覚と新しい感覚のバランスが絶妙なんですよね。
言葉で表現しづらいですが「ヌケ感」があるというか、こういったバランス感覚は意図的に操作するだけでは難しいですよね。感性がなければ。
アイヌの衣装をリデザインした作品まで!ヤバいですね、これは。
Re-design of Ainu Pattern, The Music, Exhibition
こちらのサイトにお二人のインタビュー記事が掲載されていましたので是非ご覧ください。
Creative Focus
お二人は北海道を拠点に活動を行っているそうで、展覧会などあれば是非行ってみたいのですね。情報が入りましたらまたJapaaanで紹介します。